タイプ: | enum |
デフォルト: | off |
コンテキスト: | user |
再起動: | false |
値: | [off, on, regress] |
以来: | 9.6 |
廃止予定: | 15 |
性能改善が期待できなくても、テスト目的のためにパラレルクエリを利用できるようにします。force_parallel_mode
に設定できる値は、off
(性能改善が期待できるときにだけパラレルクエリを使用する)、on
(安全なクエリに対しては常にパラレルクエリを強制する)、regress
(on
と同様だが、下記のような振る舞いの変更を伴う)です。
正確に言えば、この値をon
にすると、安全と見なされるすべての問い合わせ計画の上にGather
ノードを追加し、クエリをパラレルワーカー上で実行するようにします。プランナがこれによってクエリが失敗すると思わない限り、パラレルワーカーが利用できない、あるいは使用できないような場合でも、たとえばサブトランザクションの開始のように、パラレルクエリコンテキストでは許可されない操作は不許可となります。このオプションを設定することによって、エラーとなったり、あるいは期待していなかった結果がもたらされる場合には、クエリで使用されている関数はPARALLEL UNSAFE
(もしくは、PARALLEL RESTRICTED
)と印を付ける必要があるかもしません。
この設定値をregress
とすると、on
とするのに加え、自動リグレッションテストを助けるための付加的な効果が現れます。通常パラレルワーカーからのメッセージは、そのことを表すコンテキスト行を表示しますが、regress
と設定すると、非パラレル実行と同じ出力になるように、これを抑止します。また、プランに追加されたGather
ノードは、EXPLAIN
出力から隠され、off
に設定したときと同じ出力が得られるようにします。